犯罪・刑事事件の解決事例
#個人再生

【個人再生】自動車購入が借金の始まり。個人再生で債務を圧縮。

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澤田 有紀 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人みお綜合法律事務所
所在地大阪府 大阪市北区

この事例の依頼主

40代 女性

相談前の状況

Dさんは、自動車を購入するときにローンを組み、同時にクレジットカードを作成しました。直後はクレジットカードを使うことはありませんでしたが、車検代の支払のために使ってみたり、ETCカードとして使ってみると便利であったため、日用品も現金ではなくクレジットカードを使って購入するようになりました。Dさんは、翌月一括払いで支払いをしていました。しかし、自動車ローンの支払が思ったよりも苦しいうえ、ある月残業代がいつもより大幅に少なかったことから一括払いができなくなることに気が付きました。そのため、Dさんは、銀行カードローンを契約して借り入れ、カードの支払いに充てました。返済のための借入をするようになって、Dさんの収支が狂い始めます。毎月借入・返済を繰り返すうち、借入額は400万円、支払額は10万円以上になり、とても返済ができなくなりました。そこで、支払の見直しをすべく、司法書士に任意整理をお願いしました。任意整理の結果、将来の利息はカットされましたが、毎月の支払は8万円と整理前と大きく変わりませんでした。何とか支払いを継続しようと頑張ったDさんですが、生活を切り詰めるのも限界で、借金自体を圧縮するしかないと考え、個人再生をしたいとして当事務所に相談に来られました。

解決への流れ

Dさんの収支を見ると、月8万円の支払ができる状態ではありませんでした。ただ、借金を100万円に圧縮して、月の支払を約3万円にすれば、余裕をもって支払いができそうな状態でした。そこで、個人再生の手続きを進めることになりました。Dさんには、数十万円の定期預金等の財産がありましたが、100万円は超えませんでした。そのため、400万円あった借入は、個人再生申立後100万円に圧縮、毎月の支払額は約3万円に減らすことができました。

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澤田 有紀 弁護士からのコメント

任意整理をしたもののうまくいかず、個人再生をしたいとして相談を受けました。個人再生は、用意すべき書類は任意整理より多くなりますが、借金の元本も圧縮できるため、経済的再生を考えると任意整理より効果的です。借金の返済に困っているという方は、どのように借金を整理すべきかも含めて弁護士に相談いただくことをお勧めします。