この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
ヘルパー(理学療法士)さんが母の自宅へ来て、歩行のリハビリのために家の外を一周することになりました。母は歩行器を使っているのですが、凸凹で傾斜のあるところを通ったために転倒。ヘルパーさんは転倒を防止することができませんでした。退院はしたものの、寝たきりとなり、娘(依頼者)は看病のために仕事を休むことになってしまいました。加害者からの誠実な対応がなく困っていました。
解決への流れ
治療費、入院費、付添費、後遺症慰謝料などの損害を算出すると約2000万円の損害賠償となりました。そこで、裁判を起こすことにしました。裁判所も加害者の不当性を認めて、勝訴に近い和解を進めてくれました。裁判上の和解により、依頼者の納得する高額な賠償金を得ることで解決しました。
素人が交渉する場合には、法律を知らないと思われ、まともな対応をされないことがあります。弁護士に相談し、過去の裁判例、賠償の相場を知ることが大切です。本件のような訴訟は、本人で行うには難しいところがあるので、弁護士に依頼することをお薦めします。